「王子様」との出会い

王子様との出会い

学生のとき、「王子様」に出会いました。
あれは2年生なってすぐのことでした。
サークルの集まりに顔を出した私に、友人が「今日、Hが来るってさ。
」と言いました。
私はそのHを知りませんでしたので、誰かと聞いたところ、「あれ?知らないんだっけ?同じ学部のはずだけど。
まあレアキャラだからな。
」との答えでした。
比較的大規模でいわゆる幽霊部員もたくさんいましたので、それはよくあることでした。
ところがその彼が「王子様」だったのです。
彼との出会いは衝撃でした。

彼は誰が見てもイケメンだというほどのルックスでしたが、それよりなにより振る舞いがとても紳士的だったのです。
女子校出身で、大学に入ってからもガサツなタイプの男性としか接したことのない私は、最初の挨拶ですでに心を射抜かれてしまいました。
彼の1つ1つの動作から、目が離せなくなりました。
それでもおすすめ出会いアプリ無料はこちらだと思っていたのですが、あるとき授業に出ると、そこに彼の姿があったのです。
さらに次の時間にも彼の姿が。
専攻は違うものの、近い分野だったので、授業が被ることは不思議なことではありません。
しかし私はこれが「運命の出会いではないか」などと思ってしまいました。
私は積極的に彼に話しかけ、友達グループとの遊びに誘いました。

ちょうど彼も遊びにも力を入れたいと思っていた時期らしく、よく一緒に遊ぶようになりました。
私たちはどんどん親しくなっていきました。
イケメンの彼は学部の有名人で、私は「よく側にいる人」としてだんだん知られるようになっていたらしく、それも私の気分をよくさせました。
ところがあるとき彼は、私とは違う人と付き合ったのです。
ショックでした。
思い上がっていた自分を責めました。
その後何年も経って、彼はその彼女と結婚しました。
今となってみれば、あの出会いは運命ではなかったけれど、素敵な思い出をくれたいい出会いでした。